ワイルドソウルという小説を読んだんだよね。(著者、垣根涼介) 日本からブラジル(アマゾン)への移民政策によって騙され、異国の地で悲惨な末路を遂げた親に代わって生き残った息子たちが、日本に宣戦布告するという内容なんだけどね。 その悲惨さ、壮絶さに厚い本なんだけどあっと言う間に読了した。 ちょうど今、ブラジル移民100周年らしいけど、その裏側にこんな一面があったかと思うと冷静には見られなくなる。 そして、こうも思ったんだよね。 やっぱ国は信用できんなあと。 フリスタの”やっぱ言っていい”というコンテンツでさっき、”派遣労働”について怒りのたけをぶちまけたんだけど、(見てね。) http://www.freestyle-life.net/yappa-itteii-page.htm 人間を人間と、思わないという点では、現代の派遣労働の問題と、このワイルドソウルに描かれる国が国民を棄てたという問題は同じなんじゃないかなと思うんだよね。 今も結局、人間を人間と思っていないやつらが、いつまでもいつまでも悲しみをつくりだしている。昔も今も全然変わってねえじゃねえか!! そんなことを偶然にもリンクした感じで思いました。 ワイルドソウル自体はエンターテイメント作品として、完成していて楽しめるので読んでない人は是非。 最後は涙でるくらい、意外にも勇気もらえます。 そして、ブラジルの移民政策をバックボーンに、人間の本当の自立について見事に描ききっています。真の自由になる3人の若者の物語。 すばらしいです。 ←ブログランキングのボタンです。読んだら押そう!ボチっと押そう!ピンポンダッシュのようにヒット&アウエィで押そう(笑)
by freestyle-life
| 2008-06-17 15:22
| 怒り
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